2020年度第3回 活動報告
1.ドラマセクション活動報告(文責:須藤克基)
みなさまこんにちは。第3回目、8~9月の活動報告です。
8-9月の主な活動内容はキエフキャンプにおけるオンライン演劇です。2グループに分かれてYes ManとAlice in Wonderlandを演じました。両者とも10日間という短い期間で見事に完成させてくれました。バーチャル背景の工夫、録音音声の利用、小道具を受け渡したように見せる練習などオンラインならではの新しい面白さのある作品に仕上がっています。
運営も負けずにオンラインパンフレットやGoogleフォームコメント紙を取り入れて時代に追いついて参りました。今後もしばらくはオンライン演劇を活用してさらに発展させていきますので、応援よろしくお願い致します。
2. パーラメンタリーディベートセクション活動報告(文責:細溝暉人)
こんにちは、2020年度キエフパーラセクションのセクション長を務めさせてもらっている、京都大学3回生の細溝と申します。
本報告では8月、9月でのパーラセクションで行ったキエフキャンプについて報告させていただきます。今年はコロナの影響により、例年とは異なりオンラインでの開催となりました。Zoomの機能をうまく駆使し、プレパレーションの際にブレイクアウトルームを設定するなどして、対面の際と同じように活動が行えたと思っています。これは、コミの方々やパーラセクの方々、そしてキエキャン参加者全員の助けがなければ成しえなかったと思うので、皆さまには本当に感謝しています。
普段は『ディベートって難しそう』と思って敬遠されがちなパーラですが、キエキャンを通してディベートの楽しさを味わってもらえたことと思います。今回のキエキャンで少しでもパーラに興味を持った方々は、是非とも日々のパーラの活動に足を運んでもらえると嬉しいです。
【参考:本番で使用したmotion】
・THBT parents/teachers should strongly teach their children that “process is more important than result”
・THBT lectures in university should be done online rather than face-to-face style as far as feasible
3.アカデミックディベートセクション活動報告(文責:高山浩幸)
1) 現在の活動概要
・2020年度後半の大会に向けてのプレパ
論題「The Japanese government should legalize voluntary active euthanasia.」(積極的安楽死)
現在はこれからの大会に向けて各大学プレパ期間となります。現段階でK.I.E.Fで大会に出場した大会はありません。
・新歓活動
各大学では例年にくらべ前期の段階で新入生の勧誘が上手くいっていないため、後期も引き続き新歓活動を行います。
2) 現在までの活動実績
論題「Japan should introduce compulsory voting in national elections.」
今年は、アカデミックディベートはKIEF Camp内2日目の9/11に行われました。39人15チームが参加してくれました。
プライズ入賞チーム名のみ記載させていただきます。
1st place ab-1 (AB Div)
2nd place cd-4 (AB Div)
3rd place cd-6 (cd Div)
3) その他連絡事項
コロナウイルスの影響で前期は新入生を集めることができず、後期は各部員が自分たちの大会に向けたプレパをしつつ、引き続き新歓活動に取り組むことになりました。特に部員の少ない大学では大会出場ができなくなることも考えられます。これを防ぐためにプレパとった活動において協力できることはないか模索していきます。
4) 各大学のアカデセクのTwitter account
大阪大学:@ODS16_Officia
奈良女子大学:@narajo_acdebate
大阪府立大学:@opu_ess
大阪市立大学:@OCU_ESS (アカデセクの活動を市大ESSのアカウントに統一)
4.スピーチセクション活動報告(文責:水野曉寧)
【活動報告】
(1). 8/11(火)キエキャン MT
(2). 8/20(木)キエキャン MT
(3). 8/21(金)決起集会 MT
(4). 8/29(土)Zoom 作動確認&プライズ MT ※ミーティング(MT)は全てオンラインでの活動です。
(5). 8/31~9/9 キエキャンプレパ期間
(6). 9/10(木)キエキャン 1 日目(スピーチ発表)
(7). 9/11(金)キエキャン 2 日目(プライズ発表) (8). 9/19(土)キエキャン反省会 MT
【活動の感想】
(1)・(2)キエキャンに関する事項の大詰め作業
主にマニュアルの最終調整や各コマでの動きの確認,方向性を検討しあいました。始まる前は 1 時間半 程度で MT を終える予定でしたが,実際に話し出すと詰め切れていない箇所があることが次々と発覚し,2 時間,3 時間と MT の時間が延びていきました。この原因としてマニュアルを作ることを目標としていた ことが上げられます。しかし,実際の動きや細かい箇所は別に考えねばならず,マニュアルだけでは不十分 だったことに気づきました。今回はオンラインでの開催でどの div も同じスケジュール(例年は div によ ってスケジュール日時が違いますが,今年度は AB,CD と div 数が少なくまたオンラインのため人数を気 にする必要がなかったため,同じ日程でプレパが進んでいきました)だったため,添削日や人員のわり振り など微調整はあまり必要でなかったことが幸いし,なんとか 2 日間の MT で大方の調整が出来ました。し かし,今後はスピセク員の減少・例年の開催方法を考慮すると,マニュアルと同時進行でプレパ期間のプラ ンを考えなければならないと思いました。
(3)スピセクのキエキャン参加者全員(できるかぎり)を交えての本番の確認
これまでの MT で決まったことをおさらいし,疑問をなくすための MT でした。長期間 MT をしてい るため,抜けている事項や忘れているルールなどいろいろ発見できました。例年は同じ空間にいるため,分 からないことがあっても上回生に聞ける,という環境でしたが,今年度は Zoom のブレイクアウトルーム をつくり,スピセク一人に対して 5,6 人の下回生(または別セク)という状況がうまれるため,相談する ことができません。各自がその日なにをすべきかをしっかり頭にいれている状態が必須だったのです。 その点,このような MT は実に有意義なものだったと思います。実際のプレパでは,2 回生がひとりで問題 なく対応できており,大きな問題は起こりませんでした。例年の開催方法でも,スピセク員がひとり,とい う自体はありうるかもしれません。(避けたい状況ですが )キエキャン参加者として,スピセクとして共通認識が備わっているかという確認の日はこれからも必要であると感じました。
(4)Zoom の動作確認とプライズ内容の決定
今回は,文章の添削だけでなく,デリバにも力を入れてほしいと思い,一度プレパ中に発表の機会を設け
その姿を録画し,デリバもアドバイスできる体制を整えました。そのため,録画がスムーズに行えるよう, 集まって動作確認をしました。ホスト権限の有無,録画したファイルの保存先の確認など当日 75 分以内に全ての発表者が発表することが出来るように,手順を身につけておくことが目的でした。実際 20 分く らいでできるかと予想していましたが,いろいろな場合を予測し,試した結果 40 分もかかりました。しか し,このように時間をかけたおかげで当日はすべての発表者の録画をすることが出来ました。つぎに,プラ イズについて。直接渡すことができないため,giftee を利用することとなり,予算ぎりぎりまで配分しまし た。結果ミスタードーナツギフトカードをわたすことになりました。しかし,個人的には面白みに欠けて いた気もするので,やはりプライズはコミチの嗜好を反映したものを渡すのが良いと思いました笑
(5)一番の正念場&見せ場
長い時間をかけて作り上げてきたプランを実行する時が来て,その時間は矢のように流れていきました。
(スピセク全体にキエキャンのことを話し出したのは 3 月,初めて会議をしたのが 4 月で半年弱かけたこ とになります)今年はオンライン&9 月開催ということもあり当日飛び入り参加があったり,突如不参加 になったりと参加率が予測できず,また低い参加率でも本番に参加する人が多かったので,いかに参加率 に左右されず一日一日の学びを提供&確保するかが肝でした。振り返ってみるとこの点は全体的にうま く出来ていたのではないかと思います。全体の動き・方向性が定まっていたので指揮に時間を割く必要 がなかったことが大きな理由だと思います。そのため,例年ならフォローが中途半端になっていた人も今 回は十分にフォロー出来たと思います。またマニュアル参照や締め切り日のリマインドを徹底したこと で大人数の遅れや書式のミスがあまりありませんでした。事前の準備と一貫した姿勢で臨むことは,運営 側の負担を軽くすることにもつながるとあらためて感じました。
また,報告書では触れていませんでしたが今回はスピーチの形式を意識してもらうため「フローシート」 を作成し,プレパ期間はじめの方にその添削日も設けました。これによって,参加者は書きたいスピーチを 整理することができ,添削者はフローシートを通して参加者の初歩的な疑問と向き合うことが出来,その 後のスピーチの回にもゆとりを持ってとりくめたように思います。よってフローシートと最終原稿,添削 日が 2 回できたことで全体的にレベルの高いスピーチができました。
(6)いよいよ,披露の時!(コミチながら,私は教育実習のため本番参加できずあとから聞いたことをお伝えします)
最終原稿の受け取りが 18 時で翌日の 9 時がスタートというタイトなスケジュールの中,ジャッジの人 には事前に原稿を読んでもらい,先に点数をつけられるものはつけてもらいました。今回,プレパの回数も 少なかったため書けるだけ書いて良いという方針でいたら,1200words を超える強者が出現し,時間調整 に戸惑ったとのことでしたが,各部屋にスピセク 2 人以上という体制だったため,分担によって事務作業 を軽減し時間内に全員が発表を終えられたようです。内容・デリバともに質が高かったというのがジャ ッジの総評でした。エクステという形でプレパ中から原稿を書く,話すことを実践したこと,2 回の添削,デ リバリーのレクチャーとコンテンツを充実させた事が 1 つの要因だと考えています。またオンラインと いう制限がありながらも,小道具や Zoom の背景を駆使し,自身のスピーチを魅せる努力を感じさせる人 が多数いたそうです。スピセクが「スピーチの楽しさを感じられる」種まきをし,本番参加者自ら「スピ ーチを楽しむ」よう実行する,という流れが見られました。このことから,「スピーチを楽しむ」というの は,やはり書き手自身が積極的になることが肝心なのだと気づかされました。また例年通り,コメ紙のシス テムは実施しました。手書きの良さを伝えるためコメントを書いた紙を撮り LINE のアルバムに載せる という形でコメ紙が届くようにしました。スピーチは個人作業の部分が多いので,一体感を感じるイベントはやはり残しておくべきだと考えたからです。すこし手間を取る作業ですが,記憶に残るよい取り組み だったと思います。
(7)目に見える形の大事さ(この時も私はいないので事後報告形式です)
例年のように,プライズ受賞者が前に出ることも,プライズを受け取る事も出来ませんが,京大 3 回の花田さんが素敵なスライドを作成し,受賞者を祝ってくれました。このような目に見える形で表彰されると いうのはやはりモチベーションにつながりますし,単に声で受賞者を読み上げる以上の喜びがあると思い ます。キエキャンはプライズを目指すものではありませんが,プレパ期間中の頑張りを公に評価する場と いう本質そして参加者の尊重は忘れてはならないと感じました。
(8)最後の締めくくり,運営お疲れ様!
9/11 が過ぎ,するべきかどうか迷いましたが,実施した反省会。プレパ期間しか見ていない私ですが,「ただ書くという作業をしていた例年のキエキャンスピーチからの脱却」「エクステという形でスピーチ を楽しむ」という目的は十分果たしたキエキャンだったので評価としては大成功!でした。...しかし,実 際振り返ってみるといろいろな反省点が出てきました。連携不足やフォロー不十分,ジャッジシートの改 善点など至らぬ点がたくさんありました。しかし,「○○しとけばよかったな。」で終わらず,「次は□□し よう」といった意見までもが出てきたことから,失敗を生かす・次へつなぐ意志を感じました。
【所感】
上で細かなことを話したので,ここではさらっと全体の報告をしたいと思います。(できるといいなぁ。笑)
4 月から始まったキエキャンに向けたこの活動も一度区切りがつきました。コミチの私としてはここまで 本格化するとは思わなかった,というのが正直な感想です。しかし,スピセク減少,活動の停滞化,どことな く後ろ向きな現状に焦りはしていて,何かをしなければという思いはありました。じゃあ,なにをしたか, というと各大学に呼びかけた,集まって話合う機会を設けた,この二点しかしていませんでした。振り返る とほんとにこんなことしかしていないということに気づきました。その後は,頼もしいスピセク員たちが どんどん話を広げて,工夫して,実行していってくれたんです。(かたじけない笑)そしてここまで大規模 な計画を実行に移すことが出来ました。ここから分かるのは,はじまりは本当にささいなものだというこ とです。集まって話しませんか?の一言で人が動き,動かされ,みんなで作り上げることができました。一 人一人の熱意が集まるとこれほど大きな力を示すものなのかと本当に驚きました。これからスピセクは 人数が減り,現状を維持するのに苦労する時期が訪れるのかも知れません。しかし,集結した個々の力の強 さを知っていれば,乗り越えられるように思います。はじめから高い理想を掲げたり、長期的な計画を見 据えたカリスマがいなくても,つながろうとする意志さえあれば大抵のことは成し遂げられると気づかさ れました。3 回生引退の時期が迫り,そろそろ代替わりの時期です。ともにキエキャンを作り上げた 2 回 生立ちが,この経験をのちに引き継いでくれることを願ってやみません。
【今後の展望】
2 回生中心となって,スピセクに興味をもつ 1 回生を引き込むべくオンラインでのイベントを開催することになりました。また,KIEF 以外の他大とのジョイントやその他イベントも視野に入れています。
5.ディスカッションセクション活動報告(文責:瀬田純平)
こんにちは、引き続き2020年度ディスセクコミチを務めさせていただいております、阪大2回の瀬田です。
今回の報告のメインはキエフキャンプです。前回報告でお伝えしたように、キエキャンオンライン開催に伴って、従来の形式を変えたディスカッションを行うことにしました。新たなディスの形式に乗り出したものの、本当にこれで成功するのか?という不安で一杯でしたが、ともにエデュケ・大会運営をしてくれた府大2回のマルクスや、途中お忙しいながらもお手伝い頂いた府大4回のたくさんの協力のもと、無事本番を終えることができました。パンツからもチェアパの方からも、例年より一回生が活発に介入し、どのテーブルも雰囲気が良く、全体の質も高かった、との声が多数寄せられたので、なんとか成功することができたのではないか、と思っております。
また、9月末から関西ディスのオンライン企画が本格化してきした。9月20日には神戸・関学・慶応主催の3K戦がオンラインで開かれ、PDDとOD(オープンディス)が行われました。9月22日には関西合同オンラインプレパといい、関西のディスセクがZoomで繋がりプレパを行う企画が行われ、今後週一回ペースで開かれる予定です。KIEF大学もこれを皮切りに、KESSA大学と交流を深めつつ関西ディスを盛り上げて参ります。
「キエキャンでディスに興味が湧きました!」という一回生も少なからずいると思います。そうした一回生をディスに引き込めるよう、様々な努力を重ねていく所存ですが、2回生だけでは力不足感が否めません。KIEFディスを存続させるため、OB・OGの諸先輩方の力を借りたいと思っております。こちらから声をかけさせていただくこともあるかと思いますが、その時はぜひよろしくお願いいたします。
6.K.I.E.F. Camp 2020活動報告(文責:杦本 香奈子)
みなさまこんにちは、第3回目、8-9月分の活動報告をさせていただきます。
この2か月間の主な活動内容はキエフキャンプの運営です。大学の夏季休暇期間のばらつきとオンライン化に伴うプレパ期間・本番期間の縮小によりアクティビティの時間が減ってしまったものの、以前の報告の通りに進めた結果、参加者の方々には楽しんでいただけたようでした。
また、今年は「居残りプレパ」ではなく「放課後」という語を使うことで、「居残りプレパ」という語が持つマイナスイメージの払拭を試みました。また、Zoomでは参加者同士の仲を深めにくいと感じていたので、放課後の時間を使ってゲームや雑談の機会を設け、参加者同士の交流を促しました。
他にもプライズはLINEギフトなどを使って対面でなくとも受け取れるような形にし、色紙は以前に行った大喜利大会で出た案である「Googleフォームを使ってメッセージを書く」という案を実際に使わせていただきました。
やはりキエキャンは対面してこそ真価を発揮するだろうとは思いますが、みなさまのご協力もあり、オンラインでも楽しんでもらえるキエキャンを作れたのではないかと考えています。今後このような状況になった際にも、Zoomで良いキエキャンをつくるための礎になったのではないかと思います。
来年はどのような形になるか今はまだ分かりませんが、今後ともキエフキャンプをよろしくお願いいたします。
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以上において、2020年度第3回 活動報告を締めくくりたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。
改めまして、今後とも、キエフを宜しくお願い致します。
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